最近は資産を10倍にする取引手法などと謳った商材などが巷に出回っています。
この手法は一体どんな手法だと思う人もいると思います。
しかし、実体としてそれは大変危険な取引手法となっているのです。今回はそれについての皆様に説明していきたいと思います。
まず、最初に資産を10倍にする取引手法についてのカラクリです。
普通、資産を10倍にする取引手法と言われると、直ぐに興味を魅かれると思いますが、これは何ということはありません。
これは、ただ単に複利の力を使うと云うことが最終的な結論になっているのです。
分かって頂けたでしょうか?
別に、格段に凄い取引手法なのではなく、本当にこれだけですなんです。
では次にこの複利の力を用いて資金を10倍にする方法について具体例を挙げて説明していきます。
最初の月の投資資金を100万円とします。この月は月率20%で運用出来たので120万円となります。
そして次の月の投資資金を120万円とします。そしてまたこの月も月率20%で運用できたので144万円となります。
そしてこれを繰り返すと14ヵ月後には資金が1000万円を突破して10倍になるのです。
これが資産を10倍にする方法のカラクリです。
さて、これを達成するために、どれ位の試練を乗り越えなければならないのでしょうか。
14ヶ月連続で安定して月率20%を達成する必要があります。
さらには後半になればなるほど投資する資金も上がっていきます。これを初期の頃からと同様な気持ちで取引を続けることが出来るでしょうか。
それはとっても難しいことです。
さらに、反対に最初の月で20%の損失をだしたら資金は80万円になってしまいます。そして、さらに2ヶ月続けて20%の損失をだしたら、資金は50万円にまでなってしますのです。
つまり、上記の取引手法で取引した場合にはたった3カ月で資金が半分になってしまうのです。
これで分かっていただけたでしょうか。殆どの人は上記の損失の過程を辿り相場から退場していくのです。
それは、そうですよね!
14ヶ月連続で勝つよりも、3ヶ月連続で負ける方が圧倒的に可能性が高いのですから。
さらに良くあるパターンとしては1、2ヶ月で資金を倍にしたと云う人がいて、その人が数ヵ月後には利益を全部無くしてしまうと云う事です。
特に今回の12月からの円高局面で上記のような人が多くいたようです。
色々書きましたが、資産運用の仕方は個人の方がそれぞれ決めることだと思います。
そして短期間に資金を2倍、3倍とする投資方法を選択するのでしたら、多くのリスクを背負い、自分自身の人生を掛けて取引をするぐらいの心構えが必要だと思います。
これで上手くいき、資金を10倍以上にする人も確かにいるでしょう。
ただし、それは一握りの人達だけです。
逆に殆どの人が上記のようなハイリスクな取引を試みて市場から退場していきます。
それは市場がゼロサムゲームだからです。
このことを十分認識してから取引に望むことが大事だと思われます