最近、株式投資にしろ、外国為替証拠金取引にしろデイトレードをする人が増えてきています。一瞬の値動きを追って売買を繰り返す取引です。確かに、この方法で数百万円の資金を数千万、或いは数億円にした人も現れています。しかしそれはほんの数パーセントのことです。
実際に、やった事がある人なら分かると思います。瞬時の値動きを追って取引することは心理的に負担が大きく、これをやり始めたら他の事が手に付かなくなります。
自分がポジションを取った時に、その後の値動きが気になって仕事に集中出来なかったり、夜もその事ばかり考えて寝ることが出来なかったりと、生活のリズムが崩れてくるのです。さらに、大きく負けが込んだ時は日々その事ばかり考えて、何を食べても美味しくないのです。
また、多くの時間を費やす割にはあまり儲からないのです。最初に儲かっても時間とともにジリ貧になってきます。
デイトレードで儲けたいなら、自分の取引手法を確立し、現在の相場状況を毎日分析し、心も体もタフでなければ安定した利益をあげることは難しいです。
さて、これをどれだけの人が出来るでしょうか。「自分は出来るよ、或いはデイトレードの才能があるよ」と云う方はこれ以上読む必要はありません。
さて、この後はあまり取引の時間が取れない人や精神的な負担の少ない方法で是非取引をした人は読んでください。
私が実施している取引方法は、さや取りと云う方法です。
ここから私の取引方法を説明していきます。
オーストラリアドル円(AUD/JPY)とニュージランドドル円(NZD/JPY)は以下の図のように大変類似性のある動きをしています。
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つまり、一方の通貨が上がれば片方の通貨も同じように上がり、また一方の通貨が下がれば片方の通貨も同じように下がるのです。
少し難しい言葉で表現すると、このように大変類似性がある動きをするオーストラリアドル円とニュージランドドル円の関係は相関性があるというのです。
つまり、オーストラリアドル円が60円→65円→70円と推移したらニュージランドドル円も50円→55円→60円と推移すると云うことです。極端な事を言いますと両通貨の差額が約10円で推移すると云うことです。
まず、ここまでの説明を理解して頂けたでしょうか。
ここで両通貨の間には高い相関性があるので今後も両通貨の差額が10円で推移すると仮定します。ただ、この二つの通貨の相関性は高いと言っても必ずしも両通貨の差額が10円で推移するわけではなく、時には10円の差額よりも広がったり或いは狭まったりもします。
そこでこの収縮を利用し10円の差額よりも広がったり或いは狭まったり時に仕掛けて、再び10円に戻ったときに仕切るという方法をとるのです。
さや取りとはこのようにして為替の差(サヤ)の収縮を利益に変えてしまうのです。
では実際のポジションを取った場合の説明です。
ある時オーストラリアドル円は73円、ニュージランドドル円は61円で両通貨の差額が12円となったとします。ここで、この後両通貨の差額は再び10円に戻ると仮定し以下のようにポジションを取ります。
オーストラリアドル円は73円で売ります。
ニュージランドドル円は61円で買います。
次に両通貨の差額が10円に収縮したのでポジションを仕切ります。
オーストラリアドル円は74円でクローズ
ニュージランドドル円は64円でクローズ
このときの収支は
オーストラリアドル円は73−74=−1円
ニュージランドドル円は64−61= 3円
合計 (−1)+3=2円の利益となるのです。
このように売りと買いの両方で仕掛けて、一方が損失でも片方は利益になりトータルで利益になれば良いのです。
これが、私が行っている取引方法です。
ここでもう一度この手法の特徴を述べますと、相場の上げ下げを取るのを目的とするものでは無く、両通貨の差(サヤ)の収縮を利益にすることなのです。
また、このような取引をすることによって、一つの通貨を買って売買するよりも上記の取引方法の方が変動率が小さくなりリスクも小さくなるのです。
現在の為替相場もクロス円がかなり高値まで上がってきており、中々手をだしづらい水準まできています。
このような時でも私のさや取りシステムは殆ど影響ありません。高値だろうが安値だろうが関係ないのです。あくまで両通貨の鞘を狙うものとなっているからです。
注)この取引はAUD/NZDの通貨で取引するのと同等の事です。ただし、AUD/NZDの通貨は取引量は少ないので直接レートが存在せず、AUD/USDとNZD/USDのレートから算定しているはずです。このため、ここではAUD/JPY、NZD/JPYで取引することをさや取りと表現しています。